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それぞれの歩み、それぞれの今 ― 卒業生講話より(2年生LHR)

ありがとうございました!!!
2月21日(土)、2年生を対象に卒業生講話を実施しました。
本校で寮生活を送り、それぞれの道へ進んだ4名の卒業生が母校を訪れ、自身の歩みを率直な言葉で語ってくれました。
本校には、小・中学校時代に思うように学校生活を送れなかった経験を持つ生徒も多く入学しています。だからこそ、先輩たちがどのように葛藤を抱えながらも一歩ずつ前に進み、どんな選択を重ねて今を生きているのか。その姿に触れることは、在校生にとって大きな意味を持つ時間となりました。
まず、30期生(大学3年生・21歳)土屋先輩からは、高校時代の迷いや将来への不安、大学生活の実際について、等身大の言葉で話がありました。「なりたいものは、すぐに見つからなくてもいい。動きながら考えていけばいい」というメッセージは、進路に悩む生徒たちの心に響いていました。さらに、高校の同期に聞いたという「やっておけばよかったことベスト3」の紹介もあり、今の時間をどう過ごすか、挑戦することの大切さを考えるきっかけになりました。

30期生_土屋さん
続いて、22期生(29歳)吉井先輩は、寮生活を通して支えられた経験に触れながら、大学卒業後に児童養護施設で働く道を選んだ理由を語ってくれました。日々子どもたちの生活を支える仕事の中でも、特に夜勤という形で現場を支えることを選んだのは、「自分が受け取ってきたものを、今度は誰かのために返していきたい」という思いからです。進路を“条件”だけで決めるのではなく、心が動いた方向へ踏み出した先輩の姿が印象的でした。

22期生_吉井さん
20期生(31歳)山田先輩からは、専門学校卒業後に進路に迷い立ち止まる時間があったこと、そこから挑戦を重ねて現在はUSJで働いていることが語られました。「役に立つ人になりたい」という思いを胸に、自分にできることを一つずつ積み重ねてきた歩みは、遠回りに見える時間も、やがて力になることを教えてくれる内容でした。

20期生_山田さん
15期生(36歳)の先輩は、大学卒業後の10年以上企業に勤めたのちに転職を経て、現在は学童保育の運営に携わりながら、地域の祭りの再興や専門学校講師など、多方面で活動している様子を紹介してくれました。加えて、人事として培ってきた経験を生かし、就職活動に悩む大学生の相談に乗ったり、一人ひとりの希望や強みを整理する手助けをしたりしていることも語られました。中学校時代に思うようにいかなかった時期があったことも振り返りつつ、「ここで出会った仲間の存在が大きい」と語る姿が印象的でした。
また、進路を考えていた当時、オープンスクールで耳にした「卒業生全員が泣きました」という言葉が心に残り、本校を選ぶきっかけになったというエピソードもありました。実際に入学後は、寮生活の中で出会った部屋の仲間と今でもつながりが続き、卒業後も年に2回集まっているとのこと。時間が経っても続く絆は、本校ならではの大切な財産だと感じさせられました。

15期生_林さん
林さんの活動:https://steer-ship.co.jp/hinata_kids/index.html
今回は、卒業生が一人ずつ話をしてくださるたびに、生徒から質問する時間を設けました。
「大学生活の実際は?」「やりたいことが見つからないときはどうした?」「働くことを決めたきっかけは?」など、各登壇者に対して複数の生徒から次々と質問が出て、会場はとても活気ある雰囲気に包まれました。先輩の話を“聞いて終わり”にせず、自分の悩みやこれからにつなげようとする姿が随所に見られ、温かくも熱のある時間となりました。

吉井さんからお土産もらいました!
講話後には、こんな感想も聞かれました。
「進路について考える時期で不安に感じていたけれど、自分たちと似た経験をしてきた先輩が、多方面で活躍している話を聞けて、自分の将来像を思い浮かべることができた。」
迷いがあること、立ち止まる時間があること。それでも、自分なりに選び続けていけば道は開けていく――。卒業生の言葉は、そんなことをあたたかく教えてくれました。
貴重なお話を届けてくださった卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。
