校外研修報告「郷原漆器の館」

令和7年12月16日(火)、クラフトデザインコース3年生が、真庭市蒜山にある「郷原漆器の館」へ校外研修に出かけました。

6月に実施した1泊2日の研修(郷原漆器の館での研修、漆掻き体験、木工ろくろ用カンナ作り、漆塗り)から半年が経ち、今回は2回目の研修となります。生徒たちは、前回自分で作った木工ろくろ用のカンナを使用し、砥石で研ぎながら木を削る作業に取り組みました。

郷原漆器は普段は栗の木を使用していますが、今回はブナの木を使用しました。チェーンソーで輪切りにした木材を帯鋸で円形に加工し、さらに砥石はグラインダーでくし形に切った後、砥石で研いで形を整えました。

午後からはいよいよ、自作のカンナを使って木をお椀の形に削る工程に挑戦しました。刃の角度や木への当て方の感覚をつかむことに、生徒たちは苦戦しながらも真剣に取り組んでいました。

一方、郷原漆器の館・館長のディロング先生が削ると、ろくろと木が触れ合う心地よい音が響き、みるみるうちに美しい形が出来上がっていきました。

伝統工芸の技と音、手仕事の奥深さを間近で体験できる、貴重な学びの一日となりました。

ブナの木。切りたい形を定規で印をつけます。

帯鋸で丸く切っていきます。

切れた!生木なのでしっとりしています。

砥石をグラインダーでカットして、砥石で形を整えました。「使う道具は自分で作る」今日1番の学びだったかもしれません。

木をろくろにセットしてカンナを当てて削っていきます。ろくろの回転数とかんなの当て方の加減に苦戦しました。

1人1人が熱中しすぎて6月に続いて時間押しました。楽しすぎてあっと言う間に時間が過ぎていきました。

最後に写真を撮りました。ディロング先生、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。

 

クラフトデザインコース

花田