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足立美術館で日本庭園の美を学ぶ(緑化システムコース)
11月28日(金)、本校緑化システムコースの2・3年生が、島根県安来市にある足立美術館へ校外研修に出かけました。緑化・造園の専門分野を学ぶ生徒にとって、「本物の庭園」に直接ふれる貴重な機会となりました。
足立美術館の日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行う「日本庭園ランキング」で、2003年の開始以来22年連続で日本一に選ばれている、日本を代表する庭園です。さらに、フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも最高評価である三つ星を獲得しており、国内外から高い評価を受けています。
当日は、白砂と緑のコントラストが映える枯山水庭園や、周囲の山並みまで借景として取り込んだ雄大な庭園を前に、生徒たちは足を止めてじっくりと観察していました。
「一本一本の松の形まで計算されているように感じた」「写真や教科書で見るのと迫力が全然違った」などの声が聞かれ、日頃の授業で学んだ樹木の管理や景観づくりの視点から、庭園を細かく見る姿が印象的でした。
また、館内では横山大観をはじめとする日本画の名作も鑑賞しました。「庭園もまた一幅の絵画である」という足立美術館の理念にふれ、庭づくりと美術表現とのつながりを実感する時間となりました。
今回の校外研修を通して、生徒たちは教科書や写真だけではわからないスケール感や質感、空間の使い方を肌で感じることができました。今後の授業や実習での庭園設計・管理の学びに、今回の経験をいかしてくれることを期待しています。
足立美術館公式HP 足立美術館|ADACHI MUSEUM OF ART



